同窓会
第6回同窓会総会開催

2022年11月22日(火)午後、当校5号館アリーナ特設会場にて、
『第6回 同窓会総会』が開催されました。

 

 

 

同窓会総会は第3回総会以降、5年ごとに開催されていますが、前回の総会に引き続き母校を会場として開催されました。1956年卒業の大先輩や、北は北海道、宮城、福島から南は岡山、高知からも同窓生が参加し、元教員を含めた270名が集う中、教育部・太田靖先生(1982年卒)の司会で同窓会が始まりました。

総会では、今回で勇退される矢島会長の挨拶、上田名誉会長(現校長)の挨拶に続き、役員改選、各議案、決算報告が行われ満場一致で了承されました。

 今回の役員改選では、1期5年在任された矢島会長の後任には、トヨタモビリティ東京株式会社執行役員の中島慶太郎氏(1980年卒)が就任し、副会長には教育部・石水先生(1989年卒)が再任され、中島新会長からは「矢島前会長をはじめ前役員の皆様のこれまでのご尽力に感謝すると共に、新しい活動として支部の設立も進め、母校のさらなる発展と未来輝く後輩達のために、おしみない支援と協力を続けていきたいと思います」という力強いご挨拶をいただきました。
また、歓談が始まり、旧友、恩師との久しぶりの再会とトヨタ東自大クイズで会場が大いに盛り上がり、最後に、石水副会長の中締めにより総会が終了しました。

 総会終了後はグループ毎での「校内見学ツアー」を実施し、「校内サーキット」、「スマートモビリティ棟」、「西キャンパス(学生用駐車場・オフロードコース・ラジコンコース)」等ここ数年で拡張した施設や、最新の予防安全機能付の教材車等を見学してもらい、更に自分たちが学んだ校舎や教室の見学の際には、当時の思い出話に花を咲かせて盛り上がっていまいた。
年代・地域を超えて集った同窓生の皆さんの絆が、さらに深まった総会でした。

総会終了後には、八王子駅までの送迎バスを利用され、各期・各クラス等での同窓会も活発に開催されていました。次回開催は5年後の2027年です。今回参加できなかった皆さんも含めて皆さんお元気で活躍され、次回総会で是非お会いしましょう!

矢島会長 挨拶

皆様、こんにちは

ただいま紹介をいただきました 矢島です。

専門科8期を 昭和55年に卒業し、5年前の 平成29年の 同窓会総会にて、同窓会長を 拝命し、

本日に至っております。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、同窓生 約270名という多くの方にご参加をいただいております。

ご参加 いただいた方の 地域で申し上げますと、北は北海道から、西は高知県に至るまで、

卒業年で申し上げますと、昭和31年に整備科4期を 卒業された大先輩から、今年の卒業生まで、

貴重な お時間を 割き、同窓会総会へご参加いただき、心から 御礼を申し上げます。

また、本日の 同窓会総会 開催にあたりましては、名誉会長でありますトヨタ東京自動車大学校

上田校長 先生をはじめ、常任委員会のほか、協力いただきました 皆様には、2万6千人をこえる

同窓生への 開催案内から、本日の 準備まで、大変な ご協力をいただきましたことに 御礼申し

上げます。

さて、前回の 総会から 今日までの5年間を、振り返りますと自動車業界では、「100年に一度」と

言われる 大変革の時代に 入ったと 言われています。

約100年前の 大変革とは 何を示しているのか?(当時の)米国の人々の 移動手段であった、

1500万頭の 馬から 1500万台の ガソリン自動車へ 切り替わっていった様子を 指しているようです。

人の移動や物流が 効率化されたことにより、社会が 大きく 改革された とされています。

今は、そのような 大変革の時期に 突入したと言われ、その変革の 方向性は「CASE」 という

アルファベット4文字で 示されています。

これは、自動車の 新しい技術や サービス を示す4つの言葉の 頭文字となっており、

Cは:Connected   クルマを通信端末でつなぎ、IT化する技術

AはAutonomous  自動運転技術のこと

Sはシェアリング   クルマの所有や利用方法の変化

Eは:エレクトリカル 電気を動力として走る電動化技術のこと

その示された方向性に向かって、自動車業界のみならず、新たな企業も 参画し、すさまじい

スピードで新技術や 新しいサービスが 開発されていることが 感じ取れる 5年間でした。

その 変革のスピードは、さらに 加速しながら社会は変化していくものと想像します。そのような

状況の中で、これからの時代を見据え、私たちの母校である(トヨタ東京自動車大学校)に

おかれましては、自働車の 基礎技術に加え、未来へつながる 新技術を学び、これからの自動車業界を

けん引する人材をたくさん輩出する 業界トップの学校でありますよう願っております。

一方、学校側では、少子化による 入学希望者の 減少や、若者のクルマ離れといった 問題により、

生徒数の確保が 厳しい状況 であるとの事です。

同窓生の皆様に おかれましては、全国各地 地場での 結束を強め、社会での先輩役として、

できる限りの母校への支援とご協力を お願いしたいと思います。以上となりますが、この後、

総会の議案として 役員の改選が 予定されており、新たな同窓会長が 選任される予定 となって

おります。

平成29年から5年間、学校関係者と 皆様方の多大な ご協力があってこそ、務めることが 出来たと

思っております。

コロナの影響で、活動が制限されたことに 悔いは残りますが、皆様に 感謝を申し上げるとともに、

新会長の基、母校そして同窓会の、更なる発展を 祈念いたしまして、わたくしの 挨拶とさせて

いただきます。

ありがとうございました。

上田名誉会長(現校長) 挨拶

皆さん、こんにちは。

現在校長を勤めさせて頂いております上田です。

本日は、5年ぶりの同窓会総会に大変多くの皆様にご参加頂き、誠にありがとうございます。

その皆様の母校である当校ですが、創立68周年を迎えました。昭和29(1954)年4月、立川で開校後、

昭和46(1971)年にここ八王子へ移転し、はや50年を経過しました。

その間に自動車技術教育の先進校として活動する中で、新しい学科を立ち上げて参りました。

現在では自動車整備科、1級自動車科、スマートモビリティ科、ボデークラフト科、

ボデークラフト研究科、セールスエンジニア科、国際整備科の構成となっており、

約1000名の学生が学んでいます。

同時に、施設、設備面でも拡張して参りました。前回の同窓会総会の会場であったスマート

モビリティ棟は平成27(2015)年に、西キャンパスは、平成29(2017)年3月に完成しております。

教材車も、EV・HV車や燃料電池車、学生に魅力ある86,レクサス車も導入しております。

皆さんが卒業された当時とは大きく様変わりしているものと思います。

さて、当校を取り巻く環境としては、18歳人口の減少、若者の車離れなどにより、毎年、工夫を

重ねて学生募集活動を展開しておりますが、大変厳しい状況です。

一方、自動車整備業界は、100年に一度の大変革といわれ、自動運転、電気自動車、通信、

シェアリングと新たな技術が次々に市場に投入され、その技術を身につけた人材が求められています。

この為、整備士資格制度も、令和7年度から見直され、従来の2級ガソリン、ジーゼルから1級と同じく

2級自動車整備士となり、主に電子制御装置が追加されます。

こうした環境の下、皆さんには、今後も皆さんに続く後輩達と、母校の発展のために、お力添えを

よろしくお願い致します。